平成23年度に読んだ本


ちはやふる:末次由紀
”このマンガがすごい!”で紹介されてたので気になって手に取りました。
競技かるたの世界を舞台にしたマンガです。
連載されている雑誌から少女マンガに分類されると思いますが男女問わず楽しめる作品だと思います。
決着を劇的にするために運命戦を多用している気がするのは気のせいだと思いましょう。

大局観:羽生義治
皆さんがご存知の羽生名人が書いた一冊です。
将棋界で唯一七冠独占を果たし、永世名人ほか、様々な称号を襲名することが決まっている羽生名人が、将棋界で闘った半生について振り返っています。
”大局的に物事を判断する”こととは何か。
七冠独占を達成したときと、現在の羽生善治とを、一歩離れて考察しています。
大きな目標に向かって、また、数少ないチャンスを逃さないためにも、羽生名人のような大局観を身につけたいと感じました。

放浪息子(12):志村貴子
遂に!待望の!12巻!(ぼくが買った訳ではないが)
文化祭に、高校受験、そして春休みを経て遂に高校生デビューを果たした二鳥くん!
作者が一人一人の登場人物を大切にしているのが伝わってくる。
しかしぼくはまだあきらめない!佐々ちゃんの出番はここから増える!
信じるものは救われる!はず。

少女不完全:西尾維新
書店で見かけて一発。「この本を書くのに10年かかった」のという帯が強烈だった。
ともかく、ぼくは西尾維新の作品が非常に好きなので手に取らざるを得なかった。
久しぶりに彼の小説を読んだが、それにしても読みにくい。
慣れてきたと思うと驚くほどの勢いで引きずり込まれる。
早く次のページへ、早く、早く!と急かされる。
※あくまでぼくの感想です。症状には個人差があります
まさに西尾維新の作品といったところか。
西尾維新の本を読んだことがない人にもお勧めの一冊です。

九つの、物語:橋本紡
明林堂で表紙買いした一冊。
9章からなる本編の中で各章で登場人物たちがひとつの物語について語り合う。
ひとつの小説を読みながら、現代文学の名作を9つも、何となく味わった気分になれるお得な内容だった。
本編の内容は暖かく、優しい感じの印象を受けた。
実家にいる頃は思わなかったけどやっぱり兄弟ってすてき。ここでは兄妹というべきか。
いつもの癖で途中で後書きを読んでるつもりが、著者とは別の人が書いた感想だった。
ネタばれを発見する前に気づけたので良かった。

くらえ孫市:司馬遼太郎
戦国時代、本願寺一揆の大将として織田信長に立ち向かったといわれる武将、雑賀孫市の物語。
一通り読み終わってから初めて知ったのだが、雑賀(鈴木)孫市というのは一人の人物をさす訳ではなく、
雑賀衆の頭領(姓は鈴木)が代々継承する名前なんだとか。
歌舞伎者としての孫市と、雑賀衆の若太夫としての孫市、二つの立場で板挟みになる彼の葛藤に注目。
数は少なかったけど、合戦の描写は臨場感があって良かったかな。
合間合間で作者が披露するマメ知識も読んでて楽しかった。

放浪息子(1〜11):志村貴子
同じ研究室のKくんが持ってきたマンガ。
絵がきれいだなーと前々から気になっていたので食い入るように読んでしまった。
男の子になりたい女の子と女の子になりたい男の子のお話。
あんなちゃんはかわいいなぁ。
佐々ちゃんが報われる日がくるのを信じてる。
あぁ12巻が楽しみ。

ベン・トー[7]真・和風ロールキャベツ弁当280円:アサウラ
一巻を表紙買いしてから買い続けているライトノベル。
アニメ化の決まったライトノベル、ベン・トーシリーズ第7巻。
長い間謎とされていたHP部解散について言及される。
食事のシーンが少なかったのでちょっと不完全燃焼かな。
過去のHP部の話はどうでもいいのでもっとシャガちゃんに出番をあげてください。

660円の事情:入間人間
「カツ丼作れますか?」町内の掲示板への何気ない書き込みから始まるお話。
日常の一ページを題材にした作品。
各章ごとに異なる人物の視点から一つの出来事を描いている。
入間人間の作品は初めて読んだけど、こういった書き方はすきだなぁ。
この作者のほかの作品も読んでみたい。

伝える力:池上彰
近所の書店でピックアップされていたのでつい手が伸びた。
いろんな本屋さんで紹介されてるのでこの本はご存知の方も多いと思う。
NHKの週刊子供ニュースのお父さん役で知られる池上彰さん。
知っているつもりで知らない、伝えるのが難しい事柄を紹介するために、池上さんのアドバイスがまとめられています。
詳しくはNHKより出版されている週刊子供ニュースを参照してください。


読んだ本に戻る

藤原の紹介に戻る

研究室のページに戻る