量子生物化学研究室研究について

 生体での化学反応の主役は、タンパク質などの生体高分子です。しかし、その主役たちは「適切な溶媒」という重要な脇役があって はじめて本来の機能を発揮できます。例えば、胃の中のペプシンという蛋白質は 酸性の胃液の中でこそ酵素として働きます。そうした脇役=溶媒たちの作る魅力的なサイドストーリーを 理論的側面から発掘することが本研究の目標です。