過去の作品
ひたすら僕がどんな思いで作品を作ったかっていうただの自己満のページです。写真がわかりにくくてすみません。
2017年度
この年は全力で創作に挑もうと決めた年です。色々浮かんだアイデアをひっくるめられるベストな熟語がありました。
テーマは『光陰』です。
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『星の光』
ふと「星の光って何年も前のが見えてるんだよな」と皿洗いしながら考えてたらそのまま数珠つなぎにアイデアが浮かんできました。光を発してる星がその時に存在しなくても光だけが見えるわけです。一人暮らし始め、大学3年になってからようやっと僕も両親の本当のありがたみに気付きました。ついにこの年、僕も成人の仲間入りです。僕が生まれてこのかた愛情を注いできてくれたのに、それを認識できるのは大人になってから、ってなんとまあ遅すぎやしませんか。たまたま僕場合両親は運良く二十光年先にいました。今のうちに親孝行しておこう。とりあえず親より先には死ねない。ちなみに時計と宇宙をイメージして作ってます。
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『光陰矢の如し』
うわもう20歳かぁ、とまたしても皿洗いをしていたら唐突に時間の流れる速度を実感しました。僕がだいたいアイデアをひらめく瞬間は手に泡だらけのスポンジを持っている時です。光陰矢の如し・・・書くだけじゃつまらんなぁ。・・・ 筆でガラスをぶち破りながら光で闇を塗りたくる疾走感。。。 って、だいたいそんな感じで構成が決まります。作ったのは書展開催日ギリギリで、画像を拡大していただけると分かると思いますが、表面をハンマーで叩き割りました。その作業を行ったのが学祭前日だったので当日は足の親指にガラスの破片が刺さってました(T T)
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『籠の鳥』
トップランキングというyoutubeチャンネルがあるのですが、そこでこの世界は人類よりも高等な知能を持った生物のシミュレーションゲーム説が提唱されてました。僕はゲーム好きなので自分がゲームのキャラ自身だと考えるとワクワクします。写真中央に見えるのは人間を表す言葉で(喜怒哀楽愛生死etc.)、それらが固まって、写真には写っていませんが手前のライトで照らされるとバックに鳥のシルエットが浮かびます。それに手錠をかけることで、ゲームの枠から逃れられない人間を表しました。見えない位置(天井)に貼り付けられた「死」は、いつ剥がれて落ちるか分かりません。ちなみに「星の光」の写真下に微妙に見切れてる鍵はこの手錠の鍵で、宇宙(黒く塗りつぶされたところ)の外に鍵があるのでどうやっても手に入れることはできないです。そういえば、来場者の書展の感想で「製作者は中二病ですか」とだけコメントを書いた人誰ですか?その通りです!
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2016年度
本当は昨年度から作品を書いてはいたのですが、ただの臨書(偉い人が書いたやつをそのまま写す)だと、書道部にしては字の下手な僕が書いたところで迫力も何もないし、もっと自分がしたいことを表現したいなぁと思った結果、創作に手を出し始めた時期がこの年です。
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『座右の銘』
楷書、行書、篆書を織り交ぜて、積もってる感を表現した、僕の創作デビューの作品です。書いてて楽しかった記憶があります。 塵も積もれば山となる。「小さな事をコツコツ積み上げて大きな事を成し遂げる」って綺麗な理由でこの言葉が座右の銘なわけではありません。「振り返って自分のやってきたことを眺めたい」っていうただの願望です。例えば皿洗いとか、洗う毎に綺麗な食器がカゴに積み重なって、それを見て「わーーー」って思うカンジの・・・。振り返りたいタイミングで振り返るとレスポンスが返ってくる事が好きです。最終的な結果でしか成果を確認できない勉強なんて嫌いです!!
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『ちりつも・改』
前回の作品にいただいた講師の先生からのご助言と、さらに自分の取り入れたかったことを含めて改変しました。作品名を係に伝える直前まで、自分がただ単に好きだったドラマにちなんで作品と何の関係もないのに「逃げ恥」にしようかと悩んだ記憶があります。それではあまりにもガッキー要素が強すぎるので、友達がポロっとこぼした「ちりつも・改でいいんじゃ?」の一言でコレになりました。ちなみにこの作品は星野源のオールナイトニッポンを聴きながら書きました。学祭の書道パフォーマンスで「恋」を使いたかったのですが、流行りの時期が中途半端だったんですよねー
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