関心をお持ちの方の出席を歓迎致します。今回はACで関わる院生の方にレヴューと展望を話していただきます。
ウイルスの細胞内増殖の数理モデル化を目指して
日時:2007年11月29日(木)13:30〜
場所:六本松地区2号館 3階 319
概要
ウイルスが細胞内で増殖するときには、ゲノム複製のためのタンパク質
の合成、ゲノム複製、ウイルス粒子タンパク質の合成、ウイルス粒子形成
などのステップを必要とする。ウイルスのゲノムは種(?)によってDNA
であったRNAであったりと多様で、これらの違いはウイルスの増え方、
ひいては潜伏期の長さなどのウイルスの適応度に結びつく形質にも影響を
与えると考えられる。
本セミナーではウイルス分子の細胞内での時間変化を記述するための2
つの手法(微分方程式、モンテ・カルロsimulation)を紹介し、これら
をどのように適用するかについて研究例と展望を紹介する。